2017年8月15日火曜日

コミュニティ開発プロジェクトの「あるある」セッティングを変える~これがホントのメタファシの力・・・かな?

今回は、「一対多」の話を書きます。

これまで、このブログに書かれてきた話は、「一対一」のインタビューに関わる話、そしてそこから発展するファシリテーションの話だったと思います。ただ、私たちは、最終的にはコミュニティー全体を相手にする(そんなことはしないよとここでツッコミを入れた読者は、このコミュニティーを、ご自分の仕事、活動に合わせて、例えばクラスとか部署とかに変換してみてください)可能性が高い。そのとき、どんな入り方をするのか、つまり「一対多」のコミュニケーションを始めるのか、その辺りからお話しします。

私の村の経験と言えば、そのほとんどが、いわゆる開発途上国の村ということになります。私が、このような開発途上国の村へ行く目的は、大体二通りに分かれます。まず、最初のパターンとして、初めての村に行く。この場合、初めてと言っても二通りあります。私が、1人、あるいは誰かとぶらりと訪れる場合。この場合は、通りがかりの村人にその場で話を聞いていくという展開が多いので、まず「一対多」の場面はありません。私も、皆さんが基礎講座で習ったとおりのアプローチをするだけです。

もう一パターンは、ムラのミライのプロジェクトではなく、どこかの(敢えてどこかということは言いませんが)プロジェクトの枠組みの中で、そのプロジェクトの対象となっている村に行く。こういうときは、たいてい村人たちは動員されていて、集会場か何かに集まって私たちプロジェクト関係者の「ご一行様」を待ち受けている、という場合が多い。例えば、この「ご一行様」の中には、行政の職員がいたり、地元のNGOの職員、特に対象となる村を担当している職員がいたりします。私の立場といえば、大体が評価を頼まれたとか、調査を頼まれたとか、モニターを頼まれたなんて場合が多い。つまり、プロジェクトをやる側にとっては、どうにか私に好印象を持って欲しいということ。集会場に着くと、ひな壇が設けてあり、プロジェクトのタイトルが書かれたバナーが掲げてあったり、で、やれやれ。これで住民主体だって???というセッティングが多い。そう、私が呼ばれるのは、いわゆる住民参加型と謳うプロジェクトが多いんだな。で、こういうセッティングがされている時点で、私のプロジェクトに対する印象は、限りなく悪くなっていく。



ところで、こういうときは、「ご一行様」の1人1人がスピーチをすることが多い。村人もご苦労な話で、これに付き合わなければいけない。こういうときに、集会場に動員されている村人たちの顔を1人1人じっくり観察していると、果たして「来賓」のスピーチ、大体がこのプロジェクトはこういう意義があって村人の積極的な協力があって素晴らしい成果が出ていて、などなど、「へ?」な話が多い、をどれだけ理解したり共感を持って聞いたりしているのかよく分かります。うんうん、ともっともらしくうなずいたりして聞いているのは、大体オジサンたち。恐らく、プロジェクトをやるに当たって作られた住民組織とやらの役員をやらされているオジサンたちでしょう。女性、じいさま、ばあさまたちは、明らかに何がどうなっているのやら、今日初めて聞きました、という顔をして聞いている。私が話しかけようと狙いを定めるのは、もちろんこういう人たちです。で、この人たちに話しかけようとするだけではなく、この人たちに話しかけること、その話しかけ方を通して、プロジェクトを実施している人たちにも、あんたたちがやってることのリアリティーはこういうことよ、ということをなるべく悟らす(大概は、見ている方は何が起こっているか理解できなくて、悟らないのですけどね、トホホ)。

では、どういうアプローチをするか?まず、私がするのは、私が話す番になったとき、セッティングをなるべく壊すこと。

何をするかって?それは次回のお楽しみ。

和田信明






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2017年8月8日火曜日

「対話型ファシリテーション」は脇役中の脇役。主役はいつも○○。

今回は、息子(9歳)お弁当シリーズの完結編です。

本当は前号「“自分が好き!”が問題を解決する力になる“対話”って?」の続編で「自己肯定感」をテーマにしたお話の予定だったのですが、突然、昨年来(2016年11月)続いていたお弁当問題が半年かけて、解決しましたので、そのご報告です。

今回のタイトル「○○」に何が入るのか、それは読んでのお楽しみ。

第1話「自分の身は自分で守る子になる対話って?」から半年。ようやく「お弁当を食べるのを邪魔される」問題が、めでたく解決した息子。つらいお弁当の時間が、一転して、楽しい幸せな時間に変わったそうです。さて何があったのか、解決の数日前に遡って、ご紹介しましょう。

息子はまた暗い顔で学校から帰ってきました。その日は、C君だけでなく、他にも何にもの同じクラスの男子から、お弁当を食べるのを邪魔されている、と言いました。
この日、彼が特に落ち込んでいたのは、「同じクラスのこの子だけは、ボクに優しい」と思っていた子からも「おまえと仲良くしている“フリ”をしてるのは、おまえをいじめたいからだ。」と言われたからだそうです。

小学校3年生男子の社会も、厳しい社会。

物心つく前から自己肯定感が高く、人と争うことが嫌いで、人見知りもほとんどなく、周りの大人からは「天真爛漫」と言われることの多い息子ですが、学校では「世間の荒波」に揉まれています。

私はこのお弁当問題を息子が話してくれる度に、刷り込みをするように何度も同じことを息子に伝えました。

●唾を飛ばしたり、背中を叩いたりして、お弁当の邪魔をする子や、仲の良いフリをする子と無理に一緒に座ってお弁当を食べ続ける必要はない。

●我慢して彼らに合わせる必要は全くない。

●1人で食べたり、同じクラスの女の子たちと一緒にお弁当を食べたりすることは全然格好悪いことではなく、むしろ格好いい。

その都度、彼は「邪魔されても同じクラスの男子と一緒に座って食べないと。」と言うばかり、せいぜい邪魔される度に先生に言いつける、くらいしか行動していませんでした。

そんな日が続き、彼がお弁当を残してきても、私からは何も聞かないようにしました。そのうち、お弁当の時間の話はほとんどしなくなりましたが、それでも残してきたおかずを家で食べている時に、ポツリポツリと涙声で「今日も邪魔された」と話すことは何度もありました。

このお弁当問題、私の提案「我慢して一緒に食べなくていい」「1人で食べればいい」以外にも、彼には彼だけの様々な解決方法があり、また自力でこの問題を解決する能力もあります。ただ何ヶ月も同じことが続き、邪魔されることに耐え、先生に言いつけて、先生にC君たちを叱ってもらう、くらいしか対処する方法がわからなくなってしまっていました。

対話型ファシリテーションでは「提案しない」「アドバイスしない」というルールがありますが、読者の皆さんはすでにお気づきのように、私はこのルールを徹底したときもあれば、そうせずに「ああすればいい、こうすればいい」と言ってしまっているときもあります。
ある日、提案したい気持ちをグッと押さえ、息子が「自分で解決方法を見つける」ために事実質問だけで対話してみました。

私「お弁当の時間は同じクラスの男子だけしかいなかったの?

息子「同じクラスの女子もいたし、4年生と5年生の子たちも同じ教室で食べたよ。お弁当の時間は僕たち3年生が4年生の教室に行って食べることになっているんだよ。」

私「同じ3年生の子だけで食べたのではないのね。お弁当の時間が終わった後の休み時間は誰と遊んだの?」

息子「4年生と5年生のお兄ちゃんたちとサッカーをして楽しかったよ。ボクはゴールキーパーで、何度もゴールされそうになるのを止めて、お兄ちゃんたちに褒められたんだ。」

私「同じクラスの男子たちは?」

息子「昨日も今日も同じクラスの男子とは遊ばなかったよ。だってみんな、すぐボクのことを汚いとか、ウザイとか言ってボクに鬼ばかりやらせる鬼ごっこするんだもん。そんなの嫌だから、上のクラスのお兄ちゃんたちと遊ぶことが多いよ。」
(お弁当の時は我慢して同じクラスの男子と一緒に座っているのに、休み時間までは我慢してまで遊んでいない息子。ココが解決の糸口になりそうだと思いました。)

私「今日もお弁当の時間は同じクラスの男子と一緒に座って食べたの?」

息子「そうだよ。だからおにぎりを1つ食べただけでおかずは食べられなかったんだ」(邪魔されたことを思い出して、ちょっと涙声)

私「一緒にサッカーをした4年生と5年生のお兄ちゃんたちもお弁当の時間は同じ教室なんでしょう?お兄ちゃんたちと一緒にお弁当を食べたことはないの?」

息子「一度、お兄ちゃんたちと一緒の席に座ろうとしたけど、“オマエは来るな”っていう5年生の子が1人いて、その時は食べなかった。」(涙声)

私「その後、お兄ちゃんたちに“一緒に食べてもいい?”って聞いたことはないの?」

息子「うん」

私「先生に“同じクラスの子としか食べてはダメ”と言われたことはある?」

息子「ない」

私「先生に“お兄ちゃんたちと一緒に食べていい?”と聞いたことはある?」

息子「ない」

息子「一緒にサッカーで遊んでいるお兄ちゃんたちに“一緒に食べていい?”と明日、言ってみようかな。」

私「同じクラスの男子と我慢して一緒食べてもいいし、お兄ちゃんたちに聞いてみてもいいし、自分のやりたいようにしてみなよ。」

翌日。

息子(笑顔で)「今日はお弁当残してないよ。」

私「今日は、C君や同じクラスの男子に邪魔されなかったんだ。」

息子「同じクラスの男子と食べるのは、止めた。今日は、お兄ちゃんたちに “隣に座ってもいい?”って聞いてみたんだ。そしたら4年生のお兄ちゃんが“早くそう言ってくれればよかったのに。一緒に食べよう!おかずもおやつも交換して食べようね。”と言ってくれたんだ。」

私「よかったね。」

息子「ボク、先生に言わずに、自分で“隣に座ってもいい?”言ったんだよ。お兄ちゃんたちと一緒に食べて楽しかったよ。お兄ちゃんたちと食べているとC君も3年生の同じクラスの子も、全然ボクのほうに来ないんだ。お兄ちゃんたちもボクと一緒にお弁当が食べられて楽しいって言ってくれたよ。」

私「それで今日はお弁当を全部食べられたんだね、よかったね。」

息子「C君は、5年生のD君が怖いのだけど、そのD君はボクにはとても優しいんだ。C君たちに邪魔されたり、嫌なことを言われたら“ギロッと睨んでやれ”とか“腕をつねるんだ”とか、色々教えてくれたんだよ。」

私「それはすごいね。」

息子「お弁当のときも、その後の休み時間もお兄ちゃんたちとずっと一緒にいると、全然C君も他の同じクラスの子もボクのそばに来ないんだ。だから全然、嫌なことされなかったよ。」

私「お兄ちゃんたちに“隣に座ってもいい?”って言えてよかったね。」

息子「そうだよ、自分でお兄ちゃんに言ったんだよ。これからC君が何か意地悪してきたら、ギロッと睨んでやるんだ〜。」

こう話してくれて以来、一転して楽しいお弁当の時間の話を毎日するようになった息子。C君をはじめ、同じクラスの男子たちに嫌なことをされそうになっても、4年生、5年生のお兄ちゃんたちに追い払ってもらっているそうです。おまけに1人でいるときも、D君のアドバイスに従って(私のアドバイスは聞かなかったけど)、にらんだり、つねったり、時には合気道の技で殴られるのを避けている、というのです。だんだんC君たちも息子の嫌がることをする回数が減ってきたと言います。

こうして半年近く続いたお弁当を邪魔される問題は、息子の力で解決しました。

私があれこれと事実質問を試みたことなど、息子は知りません。大切なのは、お弁当問題を自力で解決したのは「息子」自身だということです。

問題が解決されれば、「対話型ファシリテーション」というのは途端に見えなくなるようです。残るのは「自力で問題を解決できた」という息子の高い自己肯定感。
 対話型ファシリテーションは、そんな脇役がいたのかもわからなくなるような脇役中の脇役です。

タイトルにある○○に入る言葉、もう皆さん、おわかりでしょう。
主役は「本人(=問題を抱える当事者)」なのです。

原 康子 ムラのミライ認定トレーナー)


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2017年8月1日火曜日

青年海外協力隊の現場から~ゴミ今昔物語(後半)

前回の続きです。

台所は2階にあったので、急な階段をそろそろと登って一同移動。茶葉は他の生ごみと共に、ビニール袋ではなくプラスチック製のバケツに入れられていました。その横には、ビニール類のゴミがビニール袋に入れられ置かれていました。

M:すごい整理整頓されたキッチンですね。ゴミを回収車に持って行くのは誰か、決まっているのですか?

L:私です。

M:どのように回収車までゴミを持って行くのですか?

L:このバケツごと持って行くのよ。

M:ゴミを回収車に積んだ後、このバケツはどうするの?

L:家に持ち帰って洗って、またゴミを入れるのよ。

≪※細分化:この台所から収集場所まで、そして帰ってきてからの動作を聞く≫

M:ここにゴミがまだあるけど、今日は回収車来ましたか?

L:まだなのよ。こんな時間なのに。(この時10:30ごろ)

M:最後にゴミを出したのはいつですか?

L:2日前。

M:えっ、昨日は?

L:昨日は笛の音が聞こえなくて、持って行ったときにはもう回収車が行った後だったのよ。
(坂になっているこの地区では、主要道路に収集車が来た時に鳴らされる笛(ホイッスル)が、ゴミ出しの合図になる。坂の上の方に行くほど、笛の音は聞こえない)

M:それは大変でしたね、、、。2日前はどうやって回収車が来たことを知ったの?

L:お買い物から帰ってきたときに、たまたま回収車が来ているのを見つけたから、急いでゴミを出したの。

M:その時、ご近所さんにも知らせましたか?

L:えぇ、もちろん。

M:逆にご近所さんから知らされたことはありますか?

L:もちろん、あります。生ごみは毎日回収に来るけど、ビニールは日曜しか回収に来ないから、出し忘れると沢山たまって大変なのよ。(この時、各曜日の収集ゴミの種類を聞いた)

≪※問題への対処:地区のごみ問題で、夫婦あるいは他の住民たちが「決まった時間に収集場所にゴミを持って行けない」という状況に、どのように対処しているかを聞く。自分が相手だったらどうするだろう、という視点も≫

M:そうですよね、、、。じゃあこのプラスチック系のごみは、1週間分なのですね。こうしたプラスチックのゴミを減らすように、今まで何か取り組んだことはありますか?

≪※問題への対処:今は、ビニール袋のゴミに悩んでいる。というか、分別等々、外から言われ続けている。分別はしているから、出たゴミを何とかするのではなく、元から断つ(=ゴミを出さない)ために何かアクションを起こしたことがあるかどうか、経験を聞く≫

G・L:うーん、ないなぁ、、、。

L:今度お買い物に行く時に、何かバッグを持って行こうかしら。

M:それは良いですね!じゃぁ、お湯も沸いているし、どうぞご飯を食べてください。お邪魔してすみませんでした。
(ここで私はキッチンから階下に先に降りたのだが、Kさん始め他の人たちはまだキッチンに残っていた。そうしたところ、Gさんと引き続き以下のような会話があったらしい)

G:野菜とかはバッグでも良いけど、お肉や魚の時はどうしたら良いんだろう?

K:さっき話してくれたみたいに、昔はどうしていたんだっけ?

G・L:、、、、。そうか、昔はそれもビニール袋を使っていなかったね。明日から買い物に行くときは、家から袋を持って行くようにするよ!どんなの使ったか見せるから、明日また来て!

お礼を言って家を後にするとき、ガネーシュさんとラクシュミさんが、話を聞いてくれて嬉しかった、楽しかったと笑顔で言ってくれていたとのこと。

その後、1時間ほど地区の中を歩き回り、市役所支部に戻っての振り返り。
松浦さんチームともお互いのフィールドワークを共有し、市役所職員の方からも感想をもらった。

「こちらから答えを与えるのではなく、彼らが自ら解決策を思いついて、バッグを使うと宣言したことにとても驚いた。」

Kさん曰く、この職員自身も2年間ほどこの地区を担当しゴミ指導をしているが、昔(と言っても20年ほど前)は、そのような未舗装の道路で土壁の家が立ち並ぶ地区だとは知らなかった上に、彼らのキッチンや実際の家でのゴミ分別の仕方を目にしたことは、一度もなかったらしい。Kさん自身も、「今」のことは細かく知っているし、昔の事も聞いたことはあったけど、今回のように具体的な話を聞いたのは初めてだったとのこと。

家の立ち並び方、この都市自体の歴史からして、この地区も急激に人口が増えたことが分かるし、第一、ゴミ=プラスチック・ゴミ(ビニール袋ゴミ)は外から持ち込まれるもの。野菜くず等の生ごみは何千年もの昔から存在するが、微生物が分解する環境では、いつかは土に還るためそれをゴミとは感じない。ゴミと認識するのは、いつまでもそこに残り続ける物質である。

プラスチック・ゴミが「無い」(という認識を生んでいた)生活はいつで、どんな状況だったのだろう、と思って聞き出していったわけだが、このやり取りを聞いていた他の隊員からはこんなコメントももらった。

「いつこのお家を建てたのか、という質問の時には、講座で聞いた【時系列】を思い出したが、そんなに昔にさかのぼるの?とはっきり言って、驚いた。けれど、そこから紡ぎ出された会話を聞いていると、とても自然で聞いていても不思議じゃなかった。だからガネーシュさんもああいう「やってみよう」という言葉が出てきたのですね」

後日談としてKさんから聞いた話によると、この対話の数日後にラクシュミさんを訪ねていくと、買い物帰りのエコバッグを見せてくれたとのこと。意識の変化が行動の変化に結び付きました。

偉そうに解説まで書きましたが、現場でやり取りしている時には私自身、理論は頭から抜けて体で反応しています。今回はこういう対話になりましたが、同じゴミ問題でも対話の始まり方や流れは千差万別なので、あしからず。

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2017年7月25日火曜日

青年海外協力隊の現場から~ゴミ今昔物語(前半)

南アジアのとある国で活動する青年海外協力隊の友人Kさんから、宮下和佳さんにメタファシリテーション講座開催とKさんのフィールドを見て欲しい、という相談が来ました。そして和佳さんから「行ってみません~?」と誘われ、行ってみることに。

基礎講座には多くの隊員も参加して、Kさんのフィールドにも5名ほどが参加してきました。一緒に講師として来ていた松浦さんと、「予想以上に熱い意気込みですねぇ」と話しながら、2つのグループに分かれてフィールドを歩きました。

Kさんの活動は「コミュニティ開発」で、啓発活動を取り入れながら、特にゴミ問題に取り組んでいます。地区では、市役所が雇う清掃人の人たちが、決められた場所で決められた時間に掃除したりゴミ収集をしたり、そして市役所の職員がそれら作業を監督します。

市自体は、日本でいうと京都のような古都で、Kさんの担当地区は主要道路に沿って斜面になっている土地にコンクリの家が立ち並び、通路はくねくねと入り乱れ、その地区内に共用シャワーと共用トイレが設置されています。むき出しの排水溝にはビニール袋が無造作に投げ込まれ、道路の隅に捨てられた、やはりビニール袋に入れられた生ごみは、野良犬に漁られていました。

Kさんと彼女の相棒の市役所職員、そして他の隊員たちと計7人くらいで歩いていると、さすが約1年半の間、普段から歩き回っているKさん。次々と住民から声がかかります。「よう、今日は何しに来たんだい?」「ほら、今日も掃除しているよ」という挨拶をしていると、ゴミの分別や収集に非常に熱心だというガネーシュさんと鉢合わせました。

ガネーシュさん、色々とゴミについてまくしたてます。市役所職員も、色々何か言っています。とりあえずお家に行かせてもらうことになりました。
コンクリのお家は2階建てで、入ってすぐがリビングで8畳くらい。テレビやいろんな飾り物があります。壁は綺麗に緑色に塗られていました。部屋の中には、お連れ合いのラクシュミさんと子どもたちが数人いました。プラスチックの椅子が10個近く積み上げられているのを見ると、お家を訪ねてくる人も頻繁にいそうです。
座った後も、ガネーシュさんとラクシュミさんとKさんで、ごみについての話に盛り上がっています。どうやら、各家でビニール袋で集めたゴミも、回収時には中身だけなので、汚れたビニール袋だけが残ってイヤだの、そうしたビニール袋が捨てられているだの云々。

そしてKさんが「他のお家では、ビニール以外にゴミを入れているところはありますか?」という事を聞いている。ガネーシュさん曰く「プラスチックのバケツに入れているところもあるけど、買えるからいいよね」みたいなことを言っているらしい。

そんな問答が数分続き、市役所職員がなにやら説教を始めて一呼吸おいたところで、自己紹介をして話を聞かせてもらうことにしました。(以下の対話は、Kさんがとりまとめてくれたものを使わせてもらっています)

前川(M):お二人とも生まれ育ったのはどこですか?

ガネーシュ(G)・ラクシュミ(L):この地区です。(実際には地区名を言っている)

≪※時系列で聞く:過去から遡ってくるために、まず、彼らがいつからこの地区に住んでいるのかを知る≫

M:この家はいつからここにあるんですか?

G:70年前からです。おじいさんの時代から。

M:へー、ずいぶん前からここに暮らしているんですね!今のこのコンクリの家を建てたのは誰ですか?

G:私です。

M:いつ建てたのですか?

G:20年くらい前です。

≪※見た感じそれほど古くないと思われた上、祖父の代から住んでいるというので、いつ建てられたのかを確認=これ以降の会話に繋がる≫

M:前の家の材質は何でしたか?

G:土でできていました。

M:土だったんですね!屋根は何でできていたんですか?

G:トタン屋根です

M:そうですか!土壁にトタン屋根のお家だったんですね。じゃぁその頃、この家の周りの道路はどんな道でしたか?今はコンクリですよね。

G:未舗装の、土の道路でした。

≪※状況の細分化:自分が暮らしていた家を細かく思い出してもらう。同時に、私自身もその家が思い描けるように(=ガネーシュさんが思い出しているのと同じ家を描けるように)聞いていく。土壁だからと言って必ずしも藁やヤシの葉の屋根ではない。だから、屋根の材質も聞く。地区内の様子の内、一番変化の激しい道路についても聞くことによって、当時の地区の様子がより鮮明になる≫

M:そうでしたか。その頃、Gさんにご飯を作ってくれていたのは誰ですか?

G:私の母です。

≪※当時の台所やそれにまつわる記憶を呼び起こす。ご飯を作るのは母親と限らない。祖母や叔母、いとこ、兄弟姉妹かもしれない≫

M:食材はどこから入手していましたか?

G:この街の中のお店で買っていました。

M:誰が買いに行っていましたか?

G:父と私です。

M:Gさんが野菜や果物を買いに行った時、その時お店の人は品物を何に入れて渡してくれましたか?

G:新聞紙や葉っぱに包んでいました。それを家から持参した布のバッグやかごに入れて家まで持ち帰りました。お肉や魚も、そうでした。

M:そうだったんですね!それじゃあ、スパイスは何に入って売られていました?

G:それも新聞に包まれていたなぁ。

M:じゃあ、お米は何に?

G:それも紙の袋だったなぁ。ほらこんな感じの。(家にあった似た材質の紙を指さしながら)

≪※細分化:ごはんづくりに必要な食材カテゴリーを、一つ一つ聞いてみる。スーパーではなく、八百屋、肉屋、魚屋、スパイス屋等々と食材ごとに店がある。それらの買い物体験を思い出してもらう≫

M:なるほどなるほど。じゃあ、そのゴミを地域の中で集める場所はありましたか?

G:今の駅があるあたりに、集める場所としてコンクリの入れ物があって、そこに入れていたよ。私も捨てに行っていた。そこに市役所が回収しに来ていたんだ。

M:そこに持って行く前に、家の中ではどのようにゴミを置いていたのですか?

G:バケツに入れてました。

M:そのバケツの材質は何でしたか?

G:金属です。

≪※細分化:母親が料理をして、そこからゴミ(生ごみや紙類)が発生する→ごみ収集場所に持って行く、という行為で、家から収集場所に持って行くまでに私が相手ならどうするだろう、という視点から、家でのゴミ置き場について聞く。まだプラスチックの類は出てこない、そういう生活をしていたのが見えてくる。≫

M:ほー、そうだったんですね。その当時、大人がゴミ問題について騒いでいるのを聞いたことがありますか?

G:いや、そんなことはなかったなぁ。

M:そうですか。そういえば、今日は朝ごはんを食べましたか?

≪※時系列:プラスチックのゴミが(ほぼ)無かった時の事を思い出しきったところで、今の時点に戻る。ピンポイントで、今日の朝について。この時点で10時半前なので、忘れていることはない≫

L:それが、作ろうと思ったら皆さんが来たから、まだ食べていないの。

M:あれまぁ。それは申し訳ない!

G・L:良いんですよ。話を聞いてくれて、とても嬉しいし。

M:すみませんね。じゃぁ朝起きてから、何か口にしましたか?

G:紅茶を飲んだよ。パンも食べたかな。

M:誰が紅茶を淹れたんですか?

G:私の妻です。

M:奥さんが淹れられたんですね。紅茶をどのように淹れたか教えてもらえますか?

≪※聞く相手は、実際にその行為をした人。この時も、ガネーシュさんが答えようとしたので、敢えてラクシュミさんに聞いた。ガネーシュさんの答えも合っているかもしれないが、もしかしたら「そう思っている」だけかもしれない。≫

L:お湯に茶葉と砂糖とミルクパウダーを入れて、茶こしでこすだけよ。

M:へー、ミルクパウダーを使うんですね。使い終わった茶葉はどうしたのですか?

L:もちろん捨てたのよ。

M:どこに?

L:キッチンのゴミ箱によ。

M:良かったら、キッチンを見させてもらってもいいですか?

≪※観察:実際に、どのようにゴミを入れて置いているのかを見てみる。百聞は一見に如かず。また、聞いた事と実際の行為が合致するかどうか(自分の理解が正しいかどうか)確認する。あるいはクロスチェックする。≫


続きは次回に!前川香子 ムラのミライ認定トレーナー)


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2017年7月18日火曜日

地域おこし・地域再生に取り組む、その前に~ひとつのモノから、地域にあるもの・あったものを再発見する


わたしが以前、兵庫県内の、とある「限界集落」とされている地域に伺った時のことです。

地域おこしイベントのお手伝いとしてお邪魔した私。
イベント途中、ちょっと時間が空いたな・・・と、会場となっていたコミュニティセンター内をウロウロしていました。
すると、あるお部屋の一角に、高さ15センチから20センチほどの、きれいな木の細工物が置かれてあるのが目に留まりました。
お家の形をしています。

足を止めて見入っていると、地域の方(60代から70代にかけてくらいかな?と思える男性=以下、おっちゃん)が近づいてきてきました。

わたし:こんにちは。これ素敵ですねえ。どなたかが作られたんですか?

おっちゃん:(笑顔)実は私が作ったんですよ

わたし:ええーすごいですね、こんな細かな細工。他にも作られたんですか?

おっちゃん:そうやねえ。いくつも作ったよ

(と、どんなものを作って、誰に贈ったり、どこに飾ったりしているという話をひとしきり聞いたあと)

わたし:(目の前の細工物を指して)これって、何なんですか?お家ですか?

おっちゃん:そうそう、これはねえ、この地域にあった民家の模型なんや

わたし:へえー民家。実際にあった民家がモデルだったんですね。どこらへんにあったお家ですか?

おっちゃん:(地域のどのへんにあった・・・という説明をしたあと)茅葺き屋根の、ええ家やったよ

わたし:茅葺き屋根!きれいですよねえ。そのお家、今もあるんですか?

おっちゃん:今もあるけど、今はもう屋根は茅葺きちがうなあ

わたし:そうですか。どんな屋根なんですか、今は

おっちゃん:洋風の瓦あるやろ、あんなんやなあ

わたし:〇〇さん(おっちゃんの名前)のお家の屋根は、どんなお屋根ですか?

おっちゃん:瓦やな。

わたし:茅葺きだったこともありましたか?

おっちゃん:ああ・・・もうだいぶ前やけどな・・・

わたし:いつ頃まで茅葺きだったか覚えていますか?

おっちゃん:サラリーマンしてた頃にローン組んで建て替えたんやけど、その時に瓦にしたから・・・もう20年以上前やな。茅葺きは、葺き替えるのが大変やからなあ

わたし:葺き替えの作業をしたことはありますか?

おっちゃん:あるで。若い頃やけど

わたし:萱はどこから調達してたんですか?

おっちゃん:昔は川から切ってきてたんやけど、途中から買うようになったなあ

この後、おっちゃん自身が経験した葺き替え作業のことを話してもらいながら、川・水辺の環境が変わってきたことや、共同作業をする機会が減ってきたことが浮かび上がってきたのでした。
おっちゃんは話しながら記憶をたどり、かつてその地域にあった水辺環境や共同作業の仕組み、そしてその変化を思いだし、再発見していったということになります。

「地域の強み・弱みを教えてください」「この地域のいちばん大きな課題は何だと思いますか?」といった問いかけ、「これがない」「あれが足りない」「それが課題」という話題から話を始めるのではなく、「これって何ですか?」から、そこに暮らす人の記憶・経験を呼び覚ます。
地域での最初の一歩を、メタファシリテーション方式で踏み出した会話でした。

地方創生、地域活性化、まちづくり、村おこし・・・様々な活動や調査で、よその地域を訪れる機会のある方も多くいらっしゃると思います。
出迎えてくださった地域の人と、みなさんなら、どのように会話を始めますか?

宮下和佳 ムラのミライ専務理事)



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2017年7月11日火曜日

残酷なメタファシリテーション

みなさん、はじめまして。京都大学総合生存学館(通称、思修館)の博士課程5年生、横山泰三と申します。私は2016年3月にインドでコミュニティファシリテーター研修に参加して、メタファシリテーションの方法を学びました。もともと「メタファシリテーション」と出会ったのは、私が思修館の1年生のとき、当時にJICAから特任教授としておられた先生から「途上国の人々との話し方」をお薦めいただいたのがきっかけです。その後、中田さんや和田さんのファンとなり、中田さんの著書をむさぼるように読んでいました。

ですので書物を通じてメタファシリテーションのマインドを頭で分かっているつもりでした。しかし実際にそれをインドで実践に移すと、思うように質問が思い浮かばず、農村での対話実践が終わるともうヘトヘトになっていたのを今でも覚えています。

特に印象に残っているのは、ビシャカパトナムのある農村で「いつの間にか継続されなくなってしまったプロジェクト」を抱えるコミュニティとの対話の場面です。もちろん「尻切れチョンボになってしまったそのプロジェクトについて聴きますよ!」というのはその時の目的ではないですし、農村の方々に明言はしません。ただ行きのクルマの中で「そんなことがあった」ということを事前に聴いていただけです。しかし(残酷にも?)当日の事実質問は、いつのまにかそのプロジェクトについて尋ねる展開になっていきました。
その事実質問に及んだときに対話相手だった若い青年が、はにかんで笑いながら「やっぱりキター!」といった何かマズそうな表情をしたのを今でも思い出します。

「事実質問」は生易しいものではなく、どこか残酷さがあります。現在の自分の意識や行動を変える、ということはどこかで現在の意識と行動が否定される自己否定の契機(一度、現在の自分が死んでしまいそうになるような契機)をもたらすものです。そこにメタファシリテーションの高い効果の根底があるように感じています。

私はその後、自分がボランティアで関わっている日本のひきこもり自助グループでの対話、その国内調査、そして思修館の4年次プログラムである「海外武者修行」ではカンボジアでのコミュニティ調査、そして現在、5年次のプロジェクト・ベースド・リサーチではスリランカを含む多くの国でメタファシリテーションを活用しています。そしてその効果や成果を得るたびに、「うん、今日もなかなか残酷だったな」と思うこともしばしばです。

「それはいつから始めましたか?」「誰からそういったことを聴きましたか?」「何をそのとき見ましたか?」といった質問を受けた人は、過去を思い出しつつ質問に答えながらも目まぐるしく感情の変化に襲われているように思います。過去の事実(自分の行為)と現在の自分が思考の内面で対話している、と言ってもいいかと思います。そして「あ、今の自分ってまた同じこと繰り返してる」「前に気づいた過ちを実は今も繰り返してる」といった自分の行動の矛盾、コミュニティの実践の矛盾、プロジェクトの目的と現状の矛盾に次々、ぶち当たっていきます。

政策分析のインタビューでも事情は同じです。何気ない意見の提示に対して、「いつ/どこでそれが分かりましたか?」「その時、相手は何を言いましたか?」といった質問は、根拠となっているはずの事実の客観性を暴いていってしまうのです。気持ちよく自論や哲学を展開している人の足元を、根底から揺るがしてしまいそうな場面もあるのです。

この残酷さを緩和するために、私は自分なりにメタファシリテーションをカスタマイズしました。「事実質問スイッチ」というものを自分に持つようにしたのです。そのスイッチは長くて5分~10分程度でしょうか。まったく無意識な対話の中で、「あ、これを掘り下げて聴かないといけないぞ」という時にこのスイッチを入れて、相手にも「そこ大事なんじゃない?」というメッセージを暗黙に伝えて質問する場面です。
「事実」というものがもっている凄い魔力とエネルギーを、どのように私達がコントロールして活用していくか、まだまだ私の修行は続いています。



京都大学総合生存学館 博士課程5年生 横山 泰三)



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2017年7月4日火曜日

【クイズ形式】事実質問の超簡単なコツは○○!

みなさん、はじめまして!ムラのミライ関西インターン生の稲垣です。

インターンを始めて早4ヶ月が過ぎようとしています。ですが、スローペースのインターン生活を送る私は、まだまだメタファシリテーションの初心者です。

スタッフさんたちとお昼ご飯を食べるときに、みなさんのご経験を安易に質問しようとして「じゃあ、メタファシリテーションで聞き出してみて!」と振られ、大慌てでノートを見返しています。なんとか事実質問を絞りだそうとしますが、「えーと。うー…。この質問って事実質問になっていますか?」と確認する日々です。

私と同様、みなさんの中にも「事実質問ってむずかしい…」と感じられる方がいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、今回は事実質問をするためのちょっとしたコツを、クイズ形式でお伝えしたいと思います!


【クイズ】あなたの友人Aさんは、体調が悪いようです。

友人A「なんだか最近、寝不足でしんどいなあ…」
あなた「」

 さて!みなさんなら、友人Aさんに何と声をかけますか?
  
選択肢
① 「へ~。なんで寝不足なの?」
② 「そっか。ふだんは何時に寝るの?」
③ 「そうなんだ。昨日は何時に寝たの?」






【解答・解説】答えは…③です!
メタファシリテーションを耳にしたことがある方なら、①はNGワードである「なぜ(Why)」を使っているのでダメだ、と気づかれたのではないでしょうか。「なぜ(Why)」は相手の意見・思い込みを引き出してしまうため、「事実」を訊いたことにならないのです。


問題は②です。事実を訊いているように見えますし、「ふだん」と使うことで、Aさんの生活の全体像を捉えることができそうですね。しかし、実はこの「ふだん」というのもメタファシリテーションではNGワードなのです。

なぜなら、「ふだん」を使った質問から得られる答えは、Aさんが自分の生活に対して抱いている「認識」であって、「事実」ではないからです。②では、Aさんの「認識」が誤っていても、気づくことができません。ですので、問題の本質を見つけるためには③のような質問をする必要があります。

このように、メタファシリテーションでは「ふだん」「よく」「いつも」「ふつう」がトリッキーなNGワードとして挙げられます。


では、③のような事実質問をするコツはなんでしょうか?
それは、「過去形で質問する」ことです。

過去形の質問であれば、「昨日」のように「いつ(When)」が特定されるため、「ふだん」といったNGワードはでてきません。



みなさんも、事実質問に迷ったときは、過去形で質問してみてはいかがでしょうか。これなら、ちょっと意識するだけで実行に移せるのでおすすめです!

これからは、「困ったときは過去形で質問!」とつぶやきながら、スタッフさんとお昼ご飯を食べようと心に決めたインターン生の稲垣でした。


(ムラのミライ 関西事務所インターン 稲垣玲



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